2009年5月17日日曜日

大原「国税徴収法」の追加教材

先日5/16の講義時に、追加教材が3冊配布されました。
「特殊項目テキスト」
「応用理論テキスト」
「過去試験問題集」

3冊共に100ページ前後の比較的薄い教材です。

特殊項目、応用理論については、これまで講座内で履修済みの項目について、細かい内容を補完する位置づけになっています。
今回、大原で学んでみたことの感想ですが、講義の進め方にかなり工夫がなされていてるな・・・という印象を持ちました。
講義は、決してテキストに書かれている順番通りには進んでいきませんでしたし、受講中のページであっても、「この記載は今は無視しておいてください」というような感じで、飛ばしてしまうことも多々ありました。
これは、この国税徴収法の初学者でも、充分理解できるように配慮して講義を進行しているということかと思います。

国税徴収法は100%理論といわれる特殊科目であることや、また、民法や民事訴訟法・民事執行法などの知識がある方などは、前提となる基礎知識の関係から独学で学習される方も多い科目かとは思うのですが、それでも、やはり大原の講義を受けるメリットがあると思います。
市販のいわゆる「基本書」などは、そのすべての項目ごとに細かな論点まで記載されているのが普通で、まだ理解が出来ない段階からそんな枝葉の論点も見ていかなくてはならないことを考えると、独学での学習では、とても効率が悪いと思います。
この大原の速習講座と同程度の期間である、年明け1月からの学習では到底間に合わないのではないでしょうか。

そういった枝葉の論点を、一通り全体を回した後に、履修済み項目の復習をも含めて見ていくようになっています。
この点は、非常によく考えられていますね。
(決して、私は大原の回し者ではありません・・・よ。(苦笑)
多分、大手であれば、どこでもさほど変わりはしないと思います。)

過去問は平成10年度以降からのものです。
それ以前のものがないのが若干不満ですが、まあ、もしあったとしても私の場合はこなしきれないかもしれませんし、また、試験問題も最近はとみに難化しているようですから、あまり昔のものは意味がないのかもしれません。
しかし、この国税徴収法という科目、市販の過去問集がないのはどうかと思いますね。
何とかならないものでしょうか。
それから・・・。
理論のCD教材などは、是非とも出して欲しいです。
この科目って、他と比較すれば法改正が少ないはずなので、商品化しやすいと思うんですよね。
まあ、今更言っても・・・と言うことにはなってはしまいますが。。。


TACの国税徴収法の全国公開模試の申し込みを済ませました。
TAC全国公開模試

LECはどうしようかなあ・・・。
こちらは6回の講座形式になってるんですね。
問題演習は沢山受けたいのは山々なのですが、さらに講義などを受けて、これ以上の情報を入れたくない気もするんですね。
頭のキャパシティが付いていけないような感じなんです。。。
料金が12,000円(WEBのDLは10,000円)とさほど高くはないので、その点はいいんですけどね。。。
LEC2009年合格目標:直前答案練習講座

2009年5月10日日曜日

そろそろ直前期

税理士試験の願書が届きました。
今年の試験日程は、8/4(火)、8/5(水)、8/6(木)の3日間で、国税徴収法は8/6の12:00~14:00です。

そろそろ直前期という感じでしょうか。

ただ、私の場合、まだまだ学習が不足してて、このままの状態では、まず合格はおぼつかないように思っています。

定例試験の答案が戻ってきました。
本来は前回の講義時で返却となるはずでしたが、仕事の関係で受講が出来なかったために遅れたものです。
前回のブログでも書きましたが、出来は良く無かったです。
69点/63.7点平均

私の場合、常に時間が足りなくなるために、今回は解答の順番を入れ替え、第2問の配当計算から解き始めました。
このため、いつもと違って、配当計算のほうは充分落ち着いて解答が出来たために、37/40という高い得点となりました。
平均点が23.1点と、今回はひどく平均点の低い問題でしたが、これは問題文の中の
抵当権D:平成20年10月30日 設定登記、債権額 400万円、債権者 財務省
となっていた部分を、「担保を徴した国税」とするところが、読み込めなかった人が多かったためだと思われます。
「債権者=財務省」→国税の担保。
問題文の中では、情報がわずかこれだけでしたので、単にこの部分を「気づいたかどうか」が点数の差となっていると思われます。
実力の差ではなく単に運みたいなものであり、本試験でも、案外こんなところで明暗を分けることも多いのではないかと思います。

第1問目の理論の方はというと、こちらのほうは、ひどかったです。
32点/40.5点平均
いつもは理論のほうが点数が取れていましたが、今回は、まったく逆の結果となりました。
これは、とにかくスピードの不足が大きいです。
今回は、白紙答案の問を作ってしまいましたが、これは最初に解いた2問目の配当計算に時間がとられ、時間が足りなくなったことによります。
時間さえあれば、何とか多少は書ける問題でしたので・・・。

理論については、まだまだ完璧な暗記が出来ていません。
テキストの内容は、ほぼ理解は出来ている(と思っているだけかもしれませんが・・・)ので、その場で答案構成を考えて記述するようなやり方をずっとしてきています。
ただ、これでは、どうしても解答に時間が掛かるように思います。
理論暗記は解答時間短縮のためにも、必要なことなんだと思います。

国税徴収法に関しては、ガチガチの理論暗記よりもむしろ、理解の方が重要なのが最近の本試験の傾向だそうですが、しかしだからといって理論暗記なしでは太刀打ちできないということかもしれませんね。
まず最初に理論の暗記があって、その後の応用が重要ということなのかもしれません。

いやはや簡単な試験ではありませんね。。。

ただ、今回の講義前のミニテストは、ほぼ完璧だったと思います。
事例から第二次納税義務を負わせることが出来るか否かの判断を求める内容が、最も重要な部分だったかと思いますが、この部分は、まさにガチガチの理論暗記不要といった内容の問題でしたので、解答の中にキーワードをちりばめて、ほぼ答案構成が出来たと思います。
ただ・・・、余分なことを書いてしまいました。。。
問題文に、
「当該不動産の引渡し時に、甲社が国税を滞納していることを、乙社が知っていたとは認められない」
とあったので、
「乙社がこの事実を知っている必要はない」とわざわざ書いてしまいましたが、多分、不要な記述なんでしょうねえ。。。
こう言ったところところの判断も必要ですかね・・・。
ただでさえ、時間に追われる試験ですから。。。